ぽんさんぽんすけの日常、時々登山

育児や生活、山登り、趣味(DIY・家庭菜園)のことなどの備忘録です。

2015/9/18-23 【裏銀座+笠ケ岳 縦走①】憧れの裏銀座へ!北アルプス大縦走 予告編

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ある偉人の言葉。

「大事なのは、『自分がもうダメかも』って思ったそこからがスタート、そこからどれだけ頑張るかで、自分の限界が決まるのです」 by イモト

世界の名峰を踏破してきた大先輩の言葉が、どれだけ支えになったことか。(イモトさんがお笑いタレントではなく、偉大な登山家にしか見えません(笑) ちょっと大げさではありますが、自分の限界に挑戦して、それを超えることができた、そんな4泊5日の山旅だったと思います。

f:id:ponsanponsuke:20190605153423j:plain 舞台は、北アルプスを一刀両断に縦走する裏銀座笠ヶ岳烏帽子岳(2,628m)に始まり、野口五郎岳(2,924m)、水晶岳(2,986m)、鷲羽岳(2,924m)、三俣蓮華岳(2,841m)、双六岳(2,860m)、そして笠ヶ岳(2,897m)。北アルプスを代表する山々を練り歩きます(実際には時間の関係で山頂を拝めなかった山もありましたが…)。5日間、ひたすら標高2,500m超の稜線歩き。天気にも恵まれ、北アルプスの名峰オールスターズを拝み放題。最高の山歩きでした。トレッカー冥利につきます。

が、ぽんさん&ぽん助の登山史上、一番キツかった。総歩行距離43.1km、累計の標高差は5,211m(!)。 気付いたら「しんどい!」「倒れそうorz」を連呼していた、いつもは寡黙に歩くぽんさん。意識朦朧としながらトラバース道を歩いていたぽん助。今でもありありとそのときのキツさを思い返せます。

でも一方で、いや、これだけキツい思いをしたからこそ自分の足で掴み取った景色、稜線や山頂からの景色は絶景でした。ぽんさんはこの縦走のあと3か月間、燃え尽き症候群でした(笑)。あれだけの景色には向こう5年くらい出会えないのではないか、そんな気さえしています。この感動を味わえるなら、またこのルートを歩きたいなと思います(数年は行きたくないけど・・・笑)。みなさんにも自信をもってオススメできるルートです。

そして、ぽんさん&ぽん助の登山経験値がぐぐーんとアップしたかなと思います。もう、ちょっとやそっとの縦走ではへこたれない(笑)心身ともに成長できた山行でした。 特に、縦走中の三食のご飯(自炊)&行動食は、うまくやりくりできたと思います。ぽん助が練りに練っていった結果、効率的にエネルギー摂取できた&山ごはんを楽しめました!そのあたりの学びを、読んでくださってるみなさんにも共有できればと思います。

裏銀座+笠ケ岳 縦走 ハイライト

北アルプスの洗礼!強風&急登で困難を極めた稜線歩き

裏銀座ルートの核心部、水晶小屋への登山道、鷲羽岳山頂への登山道は、「新北アルプス三大急登」にぜひとも加えたいエグい登り。 それに加えて、横っ面をはたくように吹いてくる稜線の風で、視界をさえぎられ、寒さで体力を奪われ、滑落しそうになってヒヤッとする場面も。北アルプスの強烈な洗礼を受けたのでした。 f:id:ponsanponsuke:20190605153742j:plain

②山をやってて本当によかった!北アルプス名峰たちが織りなす絶景

槍ヶ岳奥穂高岳鷲羽岳水晶岳、赤牛岳、笠ヶ岳etc… 今回の縦走路では、日本を代表する名峰たちが、これでもか!というくらいの絶景を見せてくれました。ぽんさん&ぽん助の登山史上類をみない絶景の数々に、癒されながら歩く日々でした。北アルプスの稜線、サイコー! f:id:ponsanponsuke:20190605153903j:plain

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③4泊5日で計12食!軽量化&エネルギー摂取のバランスを考えぬいた、ぽん助渾身の山ごはん自炊術。

今回の縦走の裏テーマは、山小屋に頼らず自分たちの力で生活するというもの。5日間の行程を歩ききるための食糧をすべて自分たちで持ち歩き、調理する。楽なものではありませんでしたが、苦しんだ面も含めて充実した「山旅」となりました。

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今回撮った写真は約700枚、長編物語になりそうなので、本記事ふくめて5つに分けてお届けします。この縦走ルートの魅力を余すところなく語っていますので、ぜひお時間のあるときにご覧くださいね(思い入れありすぎて、ちょっと語りすぎたかも…?笑)

 

登山データ全容

歩いた工程は地図2枚分!総歩行距離43.1km、累計の標高差は5,211m。

◆行程: f:id:ponsanponsuke:20190605153337j:plain

Day1:7:40高瀬ダム(標高1272m)→13:10烏帽子小屋(標高2528m) <行動時間:約5時間30分 歩行距離:4.2㎞>
Day2:5:50烏帽子小屋(標高2528m)→9:30野口五郎岳(2924m)→13:00水晶小屋(標高2893m)→15:45鷲羽岳(標高2924m)→17:00三俣山荘(標高2547m) <行動時間:約11時間 歩行距離:12.1㎞>
Day3:8:00三俣山荘(標高2547m)→9:15三俣蓮華岳(標高2667m)→11:20双六岳(標高2846m)→13:00双六小屋(標高2551m) <行動時間:約5時間 歩行距離:5.9㎞>
Day4:6:30双六小屋(標高2551m)→10:50抜戸岳(標高2812m)→12:30笠ヶ岳(標高2879m) <行動時間:約6時間 歩行距離:9.2㎞>
Day5:5:10笠ヶ岳(2879m)→6:23抜戸分岐→10:50笠ヶ岳登山口(標高1366m)→新穂高温泉 <行動時間:約6時間 歩行距離:約10.1㎞>

◆行動時間:5日間

◆最大標高差:約5211m

◆歩行距離:約43.1㎞

◆登山口までのアクセス:電車&バス

◆山ごはん:【裏銀座+笠ケ岳 縦走⑤】テント泊5日間の山ごはん記録

百名山バッチ入手場所:各山小屋

◆温泉:中崎山荘 奥飛騨の湯

 

 

 

大長編となっております!(^^)!

下記の記事も、ぜひ読んでみてください。

裏銀座笠ヶ岳 大縦走記事一覧


裏銀座+笠ケ岳 縦走④】ぽんさん&ぽん助のBest of 稜線歩き@双六小屋~笠ケ岳~新穂高温泉

 

 

予告編 おわり。