ぽんさんぽんすけの日常、時々登山

育児や生活、山登り、趣味(DIY・家庭菜園)のことなどの備忘録です。

2015/9/18-23【裏銀座+笠ケ岳 縦走③】槍と紅葉と私@三俣小屋~双六岳~双六小屋

f:id:ponsanponsuke:20190627084449j:plain こんにちは、ぽんさん&ぽん助のぽんさんです(^o^)丿

ぽんさん&ぽん助の2015年 Best of 山旅となった裏銀座+笠ケ岳 縦走の③です。 前回の記事 で、2日目にたくさん歩きすぎたおかげで、3日目はゆったり過ごそう!っと反対意見も出ずルート変更。

CT3時間の道のりを、5時間かけて歩きました(笑)。でもそんなのんびり山歩きだからこそ、季節の植物や秋色に色めく木々たちを堪能し、なんとも贅沢な山歩きでした。

 

 

 

 

 

登山データ

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◆3日目行程:8:00三俣山荘(標高2547m)→9:15三俣蓮華岳(標高2667m)→11:20双六岳(標高2846m)→13:00双六小屋(標高2551m)

◆行動時間:約5時間 

◆最大標高差:約300m 

◆歩行距離:5.9㎞ 

◆山ごはん:裏銀座大縦走のごはん記録 

百名山バッチ入手場所:各小屋

 

 

DAY3 三俣山荘~三俣蓮華岳双六岳~双六小屋

裏銀座笠ヶ岳の縦走も3日目に突入。 今日のルートは、三俣山荘(三俣蓮華岳キャンプ場)~三俣蓮華岳双六岳~双六山荘(キャンプ場)。

 

「あれ、短くない?」と思った方もいるかもしれません。なんと、地図上のコースタイムは3時間、まさかの超ショートコース(笑)。

本当は今日の予定は、双六岳~西鎌尾根~槍ヶ岳~ヒュッテ大槍。ただ、前日のテン場で情報収集していると、聞くわ聞くわ、槍ヶ岳の穂先での渋滞情報。。。そして近郊の山小屋の混雑ぶり。。。大都会東京の人混みから距離を置きたくて北アルプス奥部に来たのに、なんでここにきてまで人混みに紛れなきゃいけないの、とゲンナリのぽんさん。

そこで、選んだのは双六岳~弓折岳~抜戸岳~笠ヶ岳の縦走路。岩稜帯は少なめ、人も少なめで一歩一歩踏みしめながら進める、槍ヶ岳~奥穂岳の武骨なシルエットを眺められる稜線歩きとあって、稜線フェチのぽんさん・ぽん助はテンションがあがり、即決でルート変更。しかも双六岳笠ヶ岳までの間の5時間半のコースに山荘もテン場もないことから、今日は休養日?の超ショートコースとなりました。

三俣蓮華岳双六岳は、普通だったら通過点にすぎないような、名もなき稜線、名もなきルート。しかしここ、とっても地形的に恵まれた、穴場ルートなのです。鷲羽岳黒部五郎岳笠ヶ岳槍ヶ岳奥穂高岳大天井岳、燕岳を一望できる位置にあり、北アルプスの主脈との有機的な繋がりを感じずにはいられない、ぽんさん大のお気に入りの稜線です。

 

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中身は粉ポカリ。濃すぎてえげつなかったです、笑
7:27 三俣蓮華岳キャンプ場を出発 三俣山荘で売っていたジュース。ア、アツイ!

  f:id:ponsanponsuke:20190626202824j:plain 振り返って、テント場と三俣山荘、そして背後にそびえたつ鷲羽岳

  f:id:ponsanponsuke:20190626202804j:plain ちょっと歩くと、すすきの向こうに槍。秋ならでは。 今日もいい景色が見られそうな予感です♪

  f:id:ponsanponsuke:20190626202853j:plain 透き通るような快晴のおかげで、登り坂へむかう足も心なしか軽く感じます。

  f:id:ponsanponsuke:20190626202919j:plain スタートしてから50分、すぐに絶景ポイント。 槍ヶ岳へ続く、樅沢岳~西鎌尾根。左手奥には、燕岳方面も見えていました。 いつか、この裏銀座表銀座をつなぐ縦走もやってみたい。

  f:id:ponsanponsuke:20190626203708j:plain この雄大な景色を前に、ぼーっとしてしまいます。

f:id:ponsanponsuke:20190626203733j:plain ぽん助のお気に入りのポーズ、「どぅーん!!」。 ・・・・・・槍ヶ岳の前ではどんなにヘンなのでもカッコよく見えるから不思議です。

  f:id:ponsanponsuke:20190626203809j:plain 三俣峠。ここからはまたしばらく登り坂。

  f:id:ponsanponsuke:20190626203834j:plain 上からみると、槍ヶ岳へと続く稜線がさらにくっきり。

 

f:id:ponsanponsuke:20190626203903j:plain 9:18 三俣蓮華岳山頂。 後ろには、鷲羽岳がどーんとかまえています。裏銀座の大黒柱といってもいいほどの存在感。あの山を越えてきたというのは、少なからず自信になります。

 

f:id:ponsanponsuke:20190626204221j:plain 西には、黒部五郎岳。 有名なカールのコースはぜひとも歩いてみたい。

 

f:id:ponsanponsuke:20190626204251j:plain この日一番のお気に入り写真。 チングルマと槍とのコラボは自分の中でビビッとくるものがあったので、今後も積極的に撮る予定です。

 

f:id:ponsanponsuke:20190626204330j:plain 再び稜線を歩きます。丸山を通って、双六岳まで!

f:id:ponsanponsuke:20190626204522j:plain 最高に気持ちがいい稜線歩き♫  

f:id:ponsanponsuke:20190626204411j:plain 双六岳/双六小屋の分岐。

 

f:id:ponsanponsuke:20190626204630j:plain 三俣蓮華岳双六岳の中間にある、鞍部のところ。 風の通り道になっていて気持ちいい。

 

f:id:ponsanponsuke:20190626204700j:plain 進行方向(南の方角)に見えるのは、弓折岳、抜戸岳、そして笠ヶ岳。 噂に聞こえた、おにぎり山の笠ヶ岳。この長さの道のりを明日1日で歩き切ると考えると途方にくれますが、今いる場所から一直線に繋がってるんだと思うと、わくわくします。縦走の醍醐味ですね。

 

f:id:ponsanponsuke:20190626204733j:plain 双六岳山頂にて。後ろにぼんやり笠ヶ岳が見えます。

 

f:id:ponsanponsuke:20190626204810j:plain 双六岳山頂で少しゆっくりして、再び贅沢な山歩きへ戻ります。 本当は進行方向正面に槍ヶ岳がドドーンと見えるはずだったのですが、ちょうど雲がかかってしまいました。

 

f:id:ponsanponsuke:20190626205022j:plain 左手に今まで歩いてきた山々を拝むことができ、我々の感動を誘います。 烏帽子から野口さん、山頂には行けなかったけど水晶、その後ものすごい登り&下りだった鷲羽。その山々を繋ぐ稜線。あぁ、あの稜線を歩いてきたんだねぇ、また歩きに来たいねぇって言いながら眺めています。壮大な風景に心奪われること間違いなし。

 

f:id:ponsanponsuke:20190626205326j:plain 壮大な景色を360度贅沢に満喫し、双六小屋へ向かう途中にあるケルンに小石を一つ。

 

f:id:ponsanponsuke:20190626205537j:plain ほどなくして双六小屋に到着です。

あぁ、なんて贅沢な1日だったんでしょう。 もう一往復してもいいねぇなんて言いながら、テント立てます。干したいもの干します。

 

3日目は約6kmをCT3時間のところ5時間もかけてゆーっくり満喫しながら歩けた最高の1日でした。天候にも恵まれて、言うことありません!もともとのルートは表銀座を歩いて帰る予定だったので、結構タイトなスケジュールだったのです。 ぽんすけが以前表銀座を歩いて山歩きに目覚めたので、ぽんさんとも一緒に歩きたかったのですが、笠ヶ岳経由で帰路に着く作戦で大成功だったと思いました。 3日目は余裕を持たせたことで、体力も回復、時間たっぷり気にせず歩くことができる幸せを味わうことができました^^

山に入る前に、念のためと思っていくつかルートを考えておきました。体力・気力に合わせて意固地にならず臨機応変に対応していくことも大切だと改めて学んだのでした。

3日目 おわり

 

裏銀座笠ヶ岳 大縦走3日目おわり。 裏銀座+笠ケ岳 縦走④へ続く。。。

 

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